物質評価支援ユニット

主宰者

主宰者名 橋爪 大輔 Daisuke Hashizume
学位 博士(理学)
役職 ユニットリーダー
略歴
1997東京工業大学理工学研究科化学専攻 博士課程修了
1997電気通信大学電気通信学部電子物性工学科 助手
2002理化学研究所 先端技術開発支援センター 物質構造解析チーム 研究員
2011同 先端技術基盤部門 物質評価チーム 専任研究員
2013同 創発物性科学研究センター 超分子機能化学部門 物質評価支援ユニット ユニットリーダー (現職)

研究室概要

当ユニットでは、X線結晶構造解析、電子顕微鏡観察、化学分析を柱とした研究支援を行っている。我々はルーチン的技術支援に留まるのではなく、測定技術に磨きをかけ、専門とする手法で質的に最高レベルの解析、観察、分析を行うことを目指している。研究者と緊密に連携し、研究者の研究目的を踏まえた分析と結果評価を行い、研究をバックアップし、さらに研究に新しい視点を加えるよう研究支援を行っている。分析を通じて先端的研究を支えるために、研究の動向を見据えた未踏の測定および解析技術の開発に取り組んでいる。さらに当ユニットが得意とする手法を有機的に結合させることで、複眼的な研究支援を行うことを目指している。

研究分野

構造化学、分析化学、材料科学

キーワード

X線結晶構造解析
電子顕微鏡
化学分析

研究紹介

精密X線解析で観測する化学結合

当ユニットでは、高精度・高確度な単結晶X線回折実験と解析により価電子の分布を精度よく観測し、新奇な結合を有する分子や、不安定化学種を中心に、その性質を実験的に明らかにしている。

X線結晶構造解析は結晶中の全電子密度分布を、球状原子モデル(孤立原子モデル)を当てはめて近似することで、結晶中での原子の配列を得る手法である。これによって得られる分子の構造が、化合物の性質について重要な情報を与える。このため単結晶X線構造解析は、化学研究において欠くことのできない研究手法の一つとなっている。一方、分子の化学的性質に大きく寄与しているのは、価電子の分布である。分子の性質、特に新奇な結合や、反応性、電荷分離、結合状態、分子間相互作用の評価には価電子の分布を考慮する必要がある。しかし、通常のX線結晶構造解析では、価電子は構造モデルに取込まれないため、これらの定量的な評価を行うことができない。我々は球状原子モデルの代わりに多極子モデルを用いる手法で価電子の分布を解析し、新奇な結合、ラジカルの分布、結合開裂過程など、化合物の結合状態を中心に分子の性質を明らかにしている。

精密X線解析によって観測されたσ(C-C)軌道からSiへの電子供与

メンバー一覧

橋爪 大輔 Daisuke Hashizume

ユニットリーダー hashi[at]riken.jp R

鈴木 恵子 Keiko Suzuki

専任技師

井ノ上 大嗣 Daishi Inoue

技師

喜々津 智郁 Tomoka Kikitsu

テクニカルスタッフI

前橋 良夫 Yoshio Maebashi

テクニカルスタッフI

刈谷 智恵子 Chieko Kariya

特別嘱託職員

研究紹介記事

お問い合わせ

〒351-0198

埼玉県和光市広沢2-1

E-mail:
hashi[at]riken.jp

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